やり抜く人の習慣とは

啓発

 世の中には高い目標を持って実現するまでやり抜く人がいます。
しかし多くの人が目標はあるけど継続できない存在だと思います。
ではやり抜く人とそうじゃない人との差は何でしょうか。才能ですか?持って産まれた性格ですか?
その答えを心理学者が研究し導き出しました。
その答えを紹介していきます。

メンタル・コントラスト

 「私にとっての成功とは」かつ「成功への障害は何だ」この2つを繰り返し考えることで目標を達成する為の大事な要素です。
この2つの作業をメンタル・コントラストと呼びます。
 具体的には目標を達成した時の感情を味わう。
心の中でリアルタイムでの出来事を明確にイメージする。
目標達成までの障害を考える。
 成功を目指すなら、成功のイメージとゴールまでの障害までを考えイメージすること。
成功した自分と今の自分の差(コンストラスト)を考える。

if-then

 「if-then」とは「もし〇〇になったら、こうする」という意味です。
つまりはある条件が発生したらこう行動すると事前に決めることです。
 ただ漠然と決めるではなく「いつ」「何を」やるか明確に決めておくことで、実際にその場面になったら行動できる可能性が大きく上がります。

楽観主義者の落とし穴

 人が成功できるかは「その人が心から成功できると信じているか」が大きく関わってきます。
そして多くの楽観主義者がこの考えを持ち合わせています。
 ただこの楽観主義者にも落とし穴があります。それは「目標は簡単に達成できると考える」ことです。これには注意する必要があります。
 なので非現実的な楽観主義者では成功とは離れます。成功するには現実的な楽観主義者になること。

新しいチャレンジをするときの心の持ち方

 新しい目標を設定する時には「今何ができているのか」ではなく「これから何をできるようになりたいか」を考えるといいです。
 目標というのは今の自分を見せるのではなく、これから自分を向上させるためにあると覚えていてください。

目標のタイプ

目標にはタイプがあります。
ひとつは「自分ならできる」「自分は実現する方法を知っている」ということを証明する目標。
もうひとつは「今はできないけどもっと経験や知識を増やすと実現できる」という成長タイプの目標。
 また目標をたてる時の心構えとして「失敗でもOK」「失敗を恐れていない」と思うと実際に失敗する確率が低くなると研究結果もあります。
 ではなぜ失敗してもいいと思うと逆に失敗の確立を下げるのでしょうか。それは持っている能力を発揮することの条件が不安がないことです。不安を持つことで100%の力が出せなくなるのです。これも研究で明らかになっています。

意志力を高める

 意志力とは自分をコントロールして物事を成し遂げる力のことです。普段の生活では身の回りにたくさんの誘惑ポイントがあります。なので意志力は常に消耗されていると考えるといいでしょう。
 意志力が消耗されてきたときはゆっくり休むことも必要ですが、早く目標を達成したいと思うでしょう。その時の対処法としてまず意志力が高い人を思い浮かべて下さい。その人を思い浮かべるだけで意志力は回復しやすくなります。
 何かをやめるとき(ダイエットの時の甘いおやつや禁煙のときの煙草)は段階的にやめるより、最初からすぱっとやめる方がいいです。その理由は意志力は常に消耗されているので段階的にすればその度に誘惑が続くからです。決めたら即やめることです。
 

まとめ

 成功するかどうかは生まれもった才能で成功しているのではなく、日々の生活からくる誘惑惑わされないことや目標を立てる時の心構えが大事。また意志力の存在を認知しやり遂げる人になること。これが成功に近づくと考えられる。やり抜く人のことを詳しく知りたい方におすすめな本です。

写真素材 PIXTA
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