社会心理学から学ぶ パート1

心理学

社会心理学とは

「私」や「彼」や「彼女」、家族や有名人など、「ある特定の個人」がなぜ、そう感じ、そう行動するのかを理解し、予測をするのが社会心理学です。

誰も助けないのはなぜ?

ある街で女性が自宅前で暴漢に襲われて刺殺される事件が起きました。時間は深夜でしたが犯行は30分以上に及び約40名がこの騒動に気づいていました。その中には実際に目撃した人もいました。

ところが誰も女性を助けようとしない。ましてや警察に通報した人も1人もいなかったそうです。

多数の目撃者が原因?

心理学者のラタネとダーリーは、多くの目撃者がいたことが、かえって人々の援助行動を抑制したのはではないかと考えました。

傍観者効果

傍観者効果とは、集団心理の一つで自分以外の人がいるときほど人は援助行動を起こしにくい。しかも、傍観者が多いほど、その効果は高い

少数派が多数派に影響を与えるには?

ある集団ができると、そこには多数派と少数派が必ず生まれます。そして、多くの場合多数派の意見が優先されます。

少数者影響過程

少数者影響過程とは、ある集団内で少数しか持たない意見が、多数者の意見に影響を与えることをいいます。

実際に多数派に影響を与えるポイント

多数派との共通点が多いこと。これにより、少数派を仲間と考えたうえで意見を受け入れるという形になります。また、妥当性を革新して主張していると感じれば、異なった意見でも受け入れやすくなります。

最後に

人の行動や感じ方には必ず理由がある。人との関りがあるからこそ社会心理学を学ぶ意味があると思います。

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