キリマンジャロやモカの由来は?
コーヒーの銘柄を見て、キリマンジャロやモカの名前を見たり聞いたりしたことある人は多いと思います。では、キリマンジャロやモカの由来とは何でしょうか?
キリマンジャロは山の名前です。
そしてちょっと変わっているのが、モカ。モカは甘い香りで日本でも人気の豆ですが、
15~17世紀頃コーヒーの積出港として栄えた、イエメンの港湾都市の名前です。
では、モカはイエメンだけの豆かというと、そうではないです。
その港を利用していた、対岸のエチオピア産にもモカがあります。
栽培地名を付けて販売されることもあるので、モカ・マタリと言う名前ならイエメンの豆で、
モカ・ハラーやモカ・シダモならばエチオピア産と覚えておくのもいいでしょう。
サードウェーブ(第3の波)とは
サードウェーブとはアメリカにおける第3次コーヒーブームメントのことです。サードということは、
もちろんファーストとセカンドもあります。
ファーストウェーブは1970年頃までの大量生産・大量消費のコーヒー文化。
セカンドウェーブは高品質のコーヒーやエスプレッソドリンクを主力とする、シアトル系カフェが隆盛した1980~90年代です。
そして90年代後半から起こったのがサードウェーブ。シングルオリジン(国ごとではなく農園などの小さな単位でとらえた豆、浅煎り、ハンドドリップ)などをキーとした豆の産地を重視し、その個性を最大限に引き出す淹れ方を追求する動きです。
スペシャルティコーヒーとは
1980年代にアメリカから始まり、世界的に広がってきたのが、スペシャルティコーヒーです。現在確たる定義はありませんが、トレーサビリティ(生産履歴)が明確で、個性的な風味特定を持ち、なにより飲んで美味しいと評価されたコーヒーです。
まとめ
コーヒーの銘柄は国の名前だけではなく、山や都市、部族などが由来となっている豆もある。
アメリカでは年代によってトレンドがあり、コーヒーのたくさんの楽しみ方があることを証明している。
スペシャルティコーヒーは純粋に美味しい評価を受けている。もちろん生産履歴などが明確であるとか基準はある。